タビジョのゆかいな放浪記

日本や世界の街々を巡った放浪記を綴ります♪

【京都旅行記】その2 楽しみ方のご紹介~おすすめスポット 暖簾のある土足禁止のスターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店へ行こう♪

その2)暖簾のある土足禁止のスターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店へ行こう♪

2017年6月30日、ちょうど1年ほど前、清水寺高台寺に近い古い京都の町並が数多く残る一角で、築100年を超える日本家屋を利用したスターバックスがオープンしました。

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このスタバは世界で初めて暖簾をかけているお店であり、世界で初めて靴を脱いで畳の上でコーヒーを飲むスタバなのです。また入り口近くには周りの景観を配慮する為の「行列はかんにんどす」という注意書きもあり、並ぶことも許されず、タイミングによってはテイクアウトのみと言われることもある。そんな古都とスタバがコラボしたスターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店』に興味津々で行ってきましたので、ご紹介しま~す♪

 

 まだ周りのお土産やさんも閉まっている、とある平日の朝8時過ぎ、ひっそりと静かな朝でした。

二寧坂(二年坂)を降りると、スターバックスの看板が見えてきました。

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看板がなかったら、絶対スタバだと気付かない建物、『町家』

屋根にはシアトルの1号店と同じ、創業当初の茶色のセイレーンが書かれた灯籠もありました。

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暖簾をくぐると右手横には『前庭』がありました。白砂利にあしらった瓦。これ、もしかしてウロコ?瓦を使ってスタバのロゴのセイレーンがデザインされてる!!芸が細かいなぁ~!!!

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さて、玄関の引き戸をガラガラと開けてお店に入ります。未だかつて、こんなスタバの入り方したことがない(^-^;

左手には他のスタバには珍しく、木が沢山使われたオーダーカウンターがあり、その先には細い路地のような真っ直ぐにのびる暗くて長い通路が続いています。

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この長くて細い通路は、間口が狭く奥行きが長い京都の町家独特の構造になっています。またこの暗さは、東山花灯路を見立てる為に照明もダウンライトだけとなっているようです。そして奥から物凄い光が差し込んでいますが、どうやらそれは『奥庭』のようです。そんな中をワクワクして歩いて行くと、右手に1階唯一のテーブル席がありました。テーブル席と言っても、やはりいつものスタバとは雰囲気が全く違います。

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 そして暗い通路を進んで行くとその途中に『通り庭』があり、来る者を退屈させません。この通り庭には灯籠手水鉢があり、ここから柔らかな光が差し込んでいました。ここにも町家の特徴が取り入れられています。

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更に通路を抜けると、先程から物凄い光が差し込んでいた奥庭が広がっている空間があり、右手にバーカウンターがありました。店内の薄暗さと庭の明るさのコントラストが何とも言えません。こちらのカウンターで注文したドリンクを受け取りますが、ドリンクを待つ間もこの奥庭が楽しませてくれます。f:id:tabizukigirl:20180702154556j:plain

バーカウンターで飲み物を受け取り、いざ2階へ。

傾斜がきつく狭い階段を上がった2階には、ソファ席テーブル席のほか、3つのお座敷がありました。やはり注目なのは、お座敷スペース。私達は海外のメディアでも紹介されて注目を集めているという、こちらの『奥の座敷』で、「土足は禁止どす」という注意書きに従い、靴を脱いで座りました。f:id:tabizukigirl:20180702154715j:plain

畳、分厚くふかふかで座り心地が良い座布団、床の間、掛け軸。そこから見える窓の先には先ほどの奥庭が見えます。

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夏休みにおばあちゃん家に遊びに来たような、そんな懐かしさが感じられました。f:id:tabizukigirl:20180702154838j:plain

平日の午前中ともあり店内は空いていて、すっかりおばあちゃん家に来た感覚になって、スタバにいることを忘れていました。

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2階にはこの「奥の座敷」の横に『四畳半の座敷』もあります。このお座敷は大きな窓から十分な光が差し込み、ここだけの落ち着ける空間になっていました。

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ここから1階同様、細く長い通路を通り抜けると、左手に『小上りの座敷』がありました。ここには仕切りがなく、2階の椅子やソファーのある客席と空間を共有し、開放的なお座敷となっています。

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またこの細い通路の突き当たりにはコンディメントバー(ミルクなどが置かれているカウンター)があり、ここからは京都の古い街並みが臨めます。世界一景観のいいコンディメントバーなはず!!

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2階のテーブル席の格子窓からは二寧坂が見下ろせます。ここでも十分に非日常的なスタバが味わえます。

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そしてゆったりと座れるソファー席。ここは同じ空間の和の空間、小上がりの座敷やテーブル席が見え、周りの歴史ある伝統家屋がコンディメントバー越しに窓から臨めます。 

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この空間から階段を降りると、オーダーカウンターへと繋がっています。出口前の壁にはスタバのロゴが。やっぱりここはスタバだったことを最後に思い出させてくれました(^-^;

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こうして外観はもちろんのこと内観もできるだけ保存しながら、京都の文化や伝統工芸に触れられる空間が広がっているスタバでした。

 

スタバに行ったけど、いつものようにコーヒー飲んだけど、何か『京都町家資料館』を見学した錯覚に陥ったブレックファーストでした。

◎お店情報◎

スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店

【住所】    京都市東山区高台寺南門通下河原東入ル桝屋町349

【アクセス】  祇園四条駅京阪本線) 1出口 徒歩18分

【営業時間】  8:00~20:00

【定休日】   不定

【座席数】   51席

【HP】    http://www.starbucks.co.jp/

 

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