その16） 京都の人気観光スポットをご紹介～ 世界遺産『東寺』、足利氏のゆかりを攻めよう♪ 国宝五重塔の中は？
今回は妹家族が受験勉強（まだ数年先ですが、行けるのも今のうちだそう）にと、関連する寺院をあちこち行ってみるというので、とてもいい気候、そしてコロナも落ち着いていた（10月下旬訪問）ということもあり、一緒に周ってきました。まずは「足利氏を攻める！」だそうで、『金閣寺』、『銀閣寺』の次に訪れたのは、はい、『東寺』です。
大学生の時初めて関西圏を離れ暮らしていましたが、新幹線で帰ってきて『五重塔』を見ると「帰ってきた～」と凄くほっとした気分になる、そんな存在でした。京都を舞台にしたドラマなんかでも、京都の象徴のようにこの五重塔が選ばれてますよね。そんな五重の塔、今回初めての拝観(^-^; そして歴史をたどると、～尊氏は後醍醐天皇に一度は敗れたものの再度上洛を果たした際、本陣を東寺に据えた～、とあります。何だか凄いことが起こっていたところ、でもそこがどうも繋がらない、私にとって「帰ってきた～」と思わせる五重塔なのです(^-^; 歴史好きに叱られそうです。
ちょうどこの日、五重塔の初層の特別公開日初日とあって、たまたまそんな日に訪れたのはラッキーだと思い拝観料を支払いました。この特別公開は年に数日間ですよね。いつも見れるわけではないので、ワクワクでした。
中に入ると、やはりまずは五重塔を目指していました。池に五重塔が映り込みます。紅葉も少ししていましたが、あと１ヶ月ほどするともっと綺麗に紅葉するのかなとカメラを覗いていました。
なんとこの五重塔は現存するものの中で一番高いんです。その高さは５４．８メートルらしいですよ。
真下までくると、背中を反らし首が痛くなるほど上を見なくてはなりません。木が複雑にそして綺麗に組み込まれている様子もよく見えます。こんな長い間、地震の多い日本で崩れもせずこの姿で残っているとは、凄いなとその時代の大工さんにあっぱれです。しかし落雷や不審火で過去に４回焼失しているとのことで、その度に再建されたようです。落雷はともかく、不審火とか、なんてことを！！！
いよいよ中に入ります。入り口は一つ。人数制限で、順番を待ちました。内部は入ることは出来ませんし、写真を撮ることも出来ません。四方の扉から中を覗きます。写真に撮れない分、この時に色々見ておかないとと、きょろきょろと見る(^-^; 五重塔の心柱を大日如来としてその周りを八尊の菩薩が囲み、四方の柱には金剛界曼荼羅が描かれていた（そうです・・・笑）。正直あまり詳しくないので、どれが何なのか違いも見わけもつきませんでしたm(__)m
金堂の中にも入りました。扉があれば覗きたくなる、そんな感じで軽く入ってみましたが、中は暗闇の中に薬師如来をはじめ、日光菩薩、月光菩薩などが安置されていました。そして中には、タイで見かけたようなよく似た像もありました。薬師如来といけば、あらゆる病気から人々を守ってくれるというので有名ですよね。こちら必見です！
こちらの歴史的建造物等の拝観はもちろんのこと、季節に溶け込む建造物も必見です。今回ライトアップ前に帰りましたが、紅葉のライトアップや春の桜のシーズンのライトアップ時にも見たいですよね。まさに今満開です！！
また今回のような初層内部は特別公開や特別参拝などの会期中に限り見られますので、内部見学をご希望の方はあらかじめ期間をご確認の上お出かけください。
◉2022春期特別公開
宝物館（2022年3月20～5月25日）
五重塔初層の特別公開（2022年4月29日～5月25日）
金堂・講堂夜間特別拝観（2022年4月29日～5月8日）
夜桜ライトアップ（2022年3月19日～4月17日）
◉秋期特別公開（2022年については現在未定）
宝物館
五重塔初層の特別公開
講堂
紅葉ライトアップ
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