タビジョのゆかいな放浪記

日本や世界の街々を巡った放浪記を綴ります♪

【琵琶湖・近江・滋賀旅行記】その5 江戸時代にタイムスリップ~ 八幡堀水郷めぐりと食べ歩きのワンデートリップ♪

その5) 江戸時代にタイムスリップ~ 八幡堀水郷めぐりと食べ歩きのワンデートリップ♪

 昨秋のとある休日、近江八幡に所用があり、そこまで行くならと前から気になっていた八幡堀の水郷巡り』に出掛けました。

 晩秋でもあったのでほとんど落ち葉になっていましたが、まだ色づいている紅葉も見ることができました。

 ここは暴れん坊将軍鬼平犯科張るろうに剣心などのロケでよく使われているそうですが、その為に作られた街ではありません。安土桃山時代に市街地と琵琶湖を繋げるために豊臣秀吉のおいにあたる秀次により築かれました。八幡山城を防御する役割と、物資を輸送する為の物流の役割とを兼ね備えたものだったようで、大阪と江戸を結ぶ需要な交易の地として発展したとのことです。

 そしてこんなにも発展していたこのお堀は、昭和40年代ごろにはヘドロが堆積し悪臭までしたので、埋め立てて公園と駐車場にされるところだったらしいですが、地元の方々の保存修景運動により、見事蘇ったようです。そして今、重要文化的景観の第一号に選ばれたそうですよ(八幡掘・長命寺川・西の湖一帯)ヽ(^o^)丿

 前置きはこの辺にして、実際、屋形船に乗った八幡堀めぐりをご案内します♪

 乗船はかわらミュージアム前からで、乗船料は大人1000円と良心的なお値段でした。いつもは行き交う屋形船を眺めていましたが、今回は乗船です♪

 船から見る古い街並みは、更にタイムスリップした感じが増しました。お堀沿いの裕福な商人たちが住んでいたのであろう白壁の土蔵や旧家を船がゆっくりと進んでいきます。これら蔵や旧家から水辺までは階段が数段あり、そこが船着場になっていました。ここから産物等を運んでいたんですね。目線が水際なので、その様子がリアルに見えてくる感じがします。

 石垣も存在感があります。実はこの数週間前に高知城に行きました。そこで高く積み上げられた石垣に目がいき、現地で石垣について少し勉強したところだったのです。

 石垣が登場した頃に使われていた技法は、加工されていない自然の石を積み上げる「野面積」。この技法は自然の石なので石が丸く、必然的に出来てしまった石と石の隙間に小石をはめ込んでいます。その後石を打ち欠くなどして加工し、石同士の隙間を減らす積み方の「打込接」が主流となり、江戸時代になると更に発展して、石同士がぴったりと合うように接合面が加工されました。石同士の隙間が完全に消滅されたこの技法を「切込接」といい、加工はこれら3種類で分類されています。ただし「切込接」はお金がかかるということであまり発展しなかったらしく、結局は「打込接」が一番多いそうです。

 そして更に積み方にも大きく2種類あり、ある程度高さが揃った石材を使い、横の目地を通す「布積」、そしてもう一種類は「乱積」。字からも想像できますが、不揃いの石材を使用します。このように石垣は、石の加工や積み方によって時代がわかることを学習しました。今まで「石垣」とまるっとひと塊としてしか、見ていませんでしたが・・・( ゚Д゚)

 なので、今回まじまじと石垣を見ていたのですが、こちらの石垣は「打込接」という加工で、ある程度高さが揃えられた「布積」になるのでしょうか。多分。。。自信はありません( *´艸`)

 さて、石垣の話で熱くなってしまいましたが、ここから水郷の話に戻します。上の写真の明治橋を過ぎると、水路も幅が広くなり、少し開放的になりました。

 秋ならではの紅葉も見られ、更にのんびりとして情緒あふれる景色が楽しめます。そして旧家では何だか食べ歩きが出来そうなお店も見え、一瞬そっちに目がいきます(^-^; しばらくすると徐々に近代的なお家もちらほらしてきて、Uターン。同じ水路を戻ります。おそらく春は桜が満開なんだろうな、新緑もいいな、冬は雪景色か~。四季折々の風情を楽しむのも面白いですね♪みなさんはどの季節に行ってみたいですか??

 さて屋形船を降りました。次に向かったのはすぐ近くのかわらミュージアム

 名前は聞いたことがあったのですが、ほんとに「瓦」のミュージアムだったんですね(^-^; 足元を見ますと、、、

 古い瓦がそれぞれの特長を活かして、縦や横、そして合わせてみたりして、まるで石畳のように、そして絨毯の模様のようにして長い建物の入り口まで延びていました。何だか足で踏みつけるのが悪い、そんな気がしました。

 中には豊臣秀次居館跡より出土した金箔瓦や軒丸瓦というもの、鬼瓦や瓦人形が展示されていました。一つ一つ複雑でその技術と芸術性に驚きました。今の住宅にはここまで複雑なものではないですし、最近はあまり瓦屋根の家少なくなりましたね~。

 そして中庭には、、、

 こんな箱庭も。こういうの素敵です(*^^)v またこちら、「はちまんかわら焼き体験」も出来るようです。パンフレットを見る限り瓦だけじゃなく、フクロウや招き猫の置物やシーサーや表札なども作れるようです。作業時間は1~2時間と書かれているので、時間があれば体験もいいかもしれません。子供さんの夏休み自由研究にもいいかも♪

 ちょっと小腹も減ってきたということで、このあとは、すぐ近くにあるあの有名なたねや 日牟禮乃舎」さんまで散策。

 とりあえず先に、あつあつ焼きたてのつぶら餅」をと列に並びました。焼くための鉄板?も、その形も、そして器も、爪楊枝で食べるところも、たこ焼きのようにしか見えません( *´艸`)。このつぶら餅は、このたねや日牟禮乃舎限定らしいので、おすすめですよ!

 そして目の前で焼いてもらったものを、茶屋でいただきました。

 あつあつころころで皮はパリッとていましたが、お餅と言ってもそんなどっしりしたものではありませんでした。甘さも控えめでパクパク何個でも食べれそう( *´艸`) でもこのあと近江牛を食べに行く予定があったので、3個で我慢我慢( ゚Д゚)。 暖かいお茶もいただけるので、昔ながらの町家の茶室でのんびり休憩もかねて食べらるのもいいですね。またここでは他にもおぜんざいなどの甘味や地元食材を使ったおばんざいも食べれるようです。次回はそれ食べよっかなぁ。。

 また、ここ「たねや 日牟禮乃舎」の向かいには「クラブハリエ 日牟禮館」があります。日牟禮乃舎の後に訪れるとギャップをもの凄く感じる洋館です(^-^; ケーキはもちろん、ここでバームクーヘンのお土産が買えます。こちらは以前紹介していますので、そちらを是非ご覧ください。

tabizukigirl.hatenablog.com

 季節問わず、思い立ったらふと訪れて見てください~♪ 癒されてまた頑張れる\(^o^)/、そんなところでした!!

◉八幡堀めぐり情報◉

料金 / 大人:1000円 小人:500円 小学生未満無料

時間 / 10~15:30(春)10~16:30(夏)10~15(冬)

不定

◉かわらミュージアム情報◉

入場料 / 一般:300円 小・中学生:200円

営業時間 / 9:00~17:00

定休日 / 月曜、年末年始、祝日の翌日

近江八幡日牟禮ヴィレッジ情報◉

年中無休

和洋菓子販売 / 9:30~17:00

カフェ・茶室 / 10:00~17:00(ラストオーダー16:30)

 

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