その１ ミラノからのおすすめ日帰りスポット 世界遺産『チンクエテッレ』へ行こう①♪
イタリアの美しい海岸線には山の傾斜に民家が密集している絶景、映画でも有名になった『アマルフィ―』があります。そしてもう一つ北部のリグーリア海岸にある『チンクエテッレ（Cinque Terre)』。こちらは1997年に世界遺産に登録されています。
チンクエテッレとはチンクエが「5つ」、テッレが「村」を意味し、『モンテロッソ・アル・マーレ (Monterosso al mare)』『ヴェルナッツァ (Vernazza)』『コルニリア（Corniglia）』『マナローラ (Manarola)』『リオマッジョーレ（Riomaggiore)』と５つの村があります。これらの村はそれぞれ海と断崖との間のわずかな土地に民家が建ち、密集しています。アマルフィ―は建物が淡い色で落ち着いている印象に対し、こちらは建物がカラフルで、陽気なイタリア人を象徴したような可愛い雰囲気です。
このチンクエテッレは電車やバス、船、トレッキングにて観光するのがおすすめです。ジェノバから電車で1時間半、フィレンツェから電車で2時間とされている観光地ですが、私達はミラノから日帰り観光しました。ミラノからIC Plusでジェノバを経由し約3時間で着きます（電車の種類や時間帯により変動あり）。フィレンツェから電車で向かう場合は特急でラ・スペツィアまで行き『チンクエテッレエクスプレス』（ラ・スペツィアからレバント間を30分かけて各駅停車で運行している電車）に乗り換えてください。
またチンクエテッレを観光する際には、是非『チンクエテッレカード』を購入して下さい。こちらは各駅で購入出来ます。尚、子供や年配の方は料金が安く、家族カード（大人2人、子供1人まで利用可）もあるので、年齢や人数に合わせて購入して下さい（打刻をお忘れなく）。
それでは私達のチンクエテッレでの観光をご案内します♪
まず一番西北端（ジェノバ側）の『Monterosso al mare(モンテロッソ・アル・マーレ)』から観光し始めました。駅を出ると目の前にビーチがありました。綺麗な砂浜になっていて、海水浴を楽しんでいる人が大勢いました（パラソルはレンタル可）。ホテルやレストランも多く、チンクエテッレで1泊して観光するには、ここでの滞在がおすすめではないでしょうか。
綺麗なビーチを見ながら、遊覧船で東南端の『リオマッジョーレ（Riomaggiore)』に向かいます。この遊覧船には何度も乗り降り可能な一日周遊券と往路のみ、午後のみの3種類のチケットがあります（満5歳までは無料、6歳～11歳は子供料金、12歳以上は普通料金）。この遊覧船から見る険しい海岸に色とりどりの家屋が立ち並ぶ姿は、青い空と青い海と相まってさらに際立っていました。これを見るのはやはり船を乗る特権で、全く退屈しません。
今回船からだけの観光になった『コルニリア（Corniglia）』。村を囲むようにして段々畑にブドウが栽培されていました。この村はチンクエテッレの中で唯一港からのアクセスが出来ません。また駅から中心まで337段の階段を歩かなければならず、観光客にとってもっとも観光しにくい村と思います。私達も時間がなかったので断念しましたが、船から見えたこの村の景気は最高でした。
さて『リオマッジョーレ（Riomaggiore)』に着きました。船着き場から見える景色はチンクエテッレらしい風景が臨め、ワクワクしました!(^^)!
この村はチンクエテッレで一番人口が多く、丘の斜面に村が広がっていて、野菜を販売していたりレストランもあり、私達はトレッキング前にランチを楽しみました。飲み物はやっぱりシャッケートラ（Sciacchetra'）!! 甘口ワインでとても美味しかった(*^-^*)
このチンクエテッレにはそれぞれを結ぶ４つのトレッキングコースがあります（２０１１年の洪水によりトレッキングコースはまだ閉鎖されたままのところもあります。オープン状況を要確認！）。
リオマッジョーレからマナローラまでを結ぶトレッキングコースは『愛の小道（Via dell'Amore）』と言われ、距離は約１キロで初級者向き、ゆっくり歩いて30分ほどでした。道は平坦で海のすぐ横を通るので、綺麗な海の景色を見ながらのトレッキング。
崖っぷちに咲く色とりどりの花も見られたりで、本当に気持ちよく開放的で最高でした。
海の色もめっちゃ綺麗！！
（世界遺産『チンクエテッレ』へ行こう②♪に続く）
