タビジョのゆかいな放浪記

日本や世界の街々を巡った放浪記を綴ります♪

【番外編】東西でこんなに違う!!桜餅🌸

【番外編】東西でこんなに違う!!桜餅🌸

 今や年中売っていると思われる「桜餅」ですが、季語は桜の時期の「春」。こちら関西では散りゆく桜を惜しみつつ、急いでこの記事を書かなければ。。ということで、先日福島の「福島県観光物産館」でショッピングしてきましたが、その際に知った桜餅のお話です。「福島県観光物産館」の記事はこちらをどうぞ。

 その時にふと目についたのが、ピンク色したお饅頭に桜の葉っぱがのっているモノ。これ、桜餅(・・? 「桜の葉」+「ピンク」なので、ぼーっと見たら桜餅、でもじっくり見たら桜餅じゃなかったんです。この時初めて、西日本と東日本で違うことを知りました(@_@)

 皆さんは「桜餅」と聞いたらどっちの桜餅を思い浮かべるのでしょうか??

 まずは福島で買った桜餅はこちら。

東日本の桜餅

 関西で生まれ育った者からみると、これ桜餅なん?って思ってしまったのです。小麦粉を水で溶いて焼いた皮であんこ(こしあん)を二つに折ったものでした。私達がいつも食べている桜餅と違って、柏餅のような感じでした。てか、柏餅も東西で違いがあるのかも( *´艸`)

 次にこちらがいつも食べている桜餅。

西日本の桜餅

 もち米を水に浸した後、蒸して乾燥させ荒く挽いた道明寺粉が使われているそうで、表面は粒が残ってブツブツ、そしてモチモチしています。中はこちらもこしあん。そしてお気づきかもしれませんが、西日本の桜餅、小振りです。並べてみれば一目瞭然。こんなにも違う!

 これ、昔は東日本の桜餅と同じくらいの大きさだったんですけど、最近小さいのが売られています。これについては謎。

 これだけ見た目も材料も違うんだから、もはや同じ「桜餅」でまとめてしまっていいのだろうかとさえ思いました(^-^; もちろん食感も味も違いますしね。。で、私は桜餅が大好きなんですけど、やっはりあのブツブツ、そしてもちもちの食感が桜餅だと思っているので、西日本の桜餅が好きかな。。これは食べ慣れているのでアドバンテージがありそうですが(^-^; もちろん東日本の桜餅も美味しかったです。機会があれば食べ比べてみてください(*^^*) 

 東西でこんなに違う!!と思ったものが、もう一つありました。同じく「福島県観光物産館」で購入してきました「凍み豆腐」。わらで縛って作ったその状態で販売されていました。「なんやこれ?高野豆腐みたいなもん?」と話していると、あるおばさまが近づいてきました。

 「これはしみ豆腐といって煮物に入れるの。ぬるま湯で2~3分戻すだけ。あと天ぷらにしても美味しいよ。私は今日これを買いに来たの。」といって、買って行かれました。

 高野豆腐とどう違うんだろうと調べて見ると、「高野豆腐」高野山で生まれ、信州や東北地方の農村地帯で生まれたのが「凍み豆腐」と言われているそうです。それらの総称が「凍り豆腐」ということで、結局どっちも「凍り豆腐」なんですね。じゃあ作られているところで呼び名が違うのか?と調べてみると、どうやら作られる過程が違うようです。高野豆腐は凍った豆腐にお湯をかけて溶かし、水を絞ってから乾燥させて作りますが、凍み豆腐は自然乾燥させて作るとのこと。さらに、東北地方では製造途中で凍ったもの豆腐を「凍り豆腐」、乾燥した状態のものを「凍み豆腐」として区別して販売しているそうです。冬の寒さ、乾燥、風の条件を満たした土地である福島県福島市の立子山地区は、名産地として有名ということです。確かにパッケージに「立子山地区」って書いてるわ(*^^*)

 ということで早速、鶏肉や大根、人参や干し椎茸と一緒に入れて煮物にしました。使い方は高野豆腐と同じですね。凍み豆腐に干し椎茸の香りのする煮汁がたっぷりとしみ込んでいて、食感はというと、高野豆腐よりも歯ごたえがあるなと思いました。。。どちらかというと高野豆腐はそれほど噛まなくても崩れるイメージ。凍み豆腐は噛むと「キュッキュ」と音がしました。身が引き締まってるんでしょうか。これが製造過程の違いの現れですかね。次は天ぷらをしてみようっと。

 さてこの「凍り豆腐」、一見栄養がないように思いますが、糖質が低く大豆イソフラボンも豊富。これって女性ホルモンと似た働きをするので有名ですよね。貧血に効果がある鉄分や食物繊維も豊富ということで腸内環境を整える効果もあり。ちょくちょく食べた方が良さそうですね( *´艸`) ネットでも凍り豆腐、買えそうです。西日本の人は凍み豆腐を、東日本の人は高野豆腐を御試食ください~\(^o^)/

 

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