その６）タイのユニークな市場、『メークロン線路市場（MaeKlong Market）』に行こう♪
タイの知人にどこに行きたい？と聞かれ、『メークロン市場』と即答＼(^o^)／ 実は以前ＴＶでやっていて、ずっと行きたいと思っていたところなんです。「線路市場」でピンと来た人もいるかも知れませんが、ここは線路の両脇のすれすれの狭い空間に露店が並び、電車が来るとお店の上の傘やテントが一斉に折りたたまれ、電車が通り過ぎるとまたテントが張られ市場が再開するというユニークな市場なんです。そんな姿から別名、『傘たたみ市場』とも言われています。
この市場では野菜や魚、果物、日用品などが売られていて、庶民の生活を支える台所となっており、私達観光客が買えそうなものはありません。タイの人達が普通に買い物をしている姿が見れる新鮮な場所に加え、電車が来た時の市場の変貌が見られるという一石二鳥とも言える市場です。
1日数本しか電車が通らないので、それに合わせて向かいました。まずは電車が通っていない時の市場を散策。
ここは魚屋さん。腐らへんのかなぁと見ていると、現地の人がその魚を買って行きました。まぁ買う人がいるからこの魚屋さんが成り立つんでしょうけど、日本では考えられないですよね(^-^;
次に、ここは果物屋さんですが、なんと線路の上に龍眼 やランブータン、ドリアンなどの果物がのっています(@_@) これどうなん？！
線路市場がある街は、このように何でもない街なんです。電車が来るまで、そんな街中の数少ないクーラーが効いたカフェで待機。あの市場に電車が来て、どんな風にテントが折りたたまれるのか、線路脇の野菜や魚は無事なのか、想像しながらその時をワクワクして待っていました。
15時半の電車の到着に向け15時前に再び市場に向かうと、物凄い観光客の数に(@_@) 若干出遅れた感はありましたが、踏切近くに場所を確保し、満員電車の中のような人と人でひしめき合った状態でひたすらその時を待つ( ﾟДﾟ) 暑い中、人混みに埋もれ、早く来ないかと時計を見る回数も増える。そんな中ザワザワとし出し、その時が来た！！！念願の一瞬でテントをたたむという早業っ(@_@) 一瞬で、何が起こった？？と見ていると、テントの先からお店の方に向け斜めに固定されていたポールを真上に立てる、それだけ。１日数本だとはいえ、時間をかけず一瞬でたためるという原始的だけどもその仕組みがなかなか考えられているなと感心するやら、その早業に笑えるやらr＾◇＾) そして先ほどまで暗かった市場に太陽の光が差し込み、青空市場化とする。一瞬で全く違う市場にきたような錯覚に！
するとどこからか警備員が現れ、観光客を線路脇に移動するよう指示していました。向こうから警笛が聞こえ出すと、黄色い電車の姿が見えてきました。きった～～！！
先ほど線路脇に移動したはずの観光客が、写真を撮るためにまた線路に入っていく。
これ写真撮るのに必死で、ひかれてる人いるんちゃうかな？と。でも『線路市場で見物客、電車にはねられる！！』的なニュースは聞いたことないなぁとか色々考えていると、いよいよ電車が自分の目の前を通過～～！！目の前の線路脇に置かれていた野菜たち、ひかれていません！！！反対側の魚屋さんの線路脇に置かれていた魚たち、ひかれていません！！！笑える、それも計算して並べてあるんや～。でもあの魚たち、絶対埃だらけなはず。。。(^-^; そんな魚をまた現地の人が買っていくんやろうなぁ～、面白い(＾◇＾)
長い車両の電車、観光客をひかないようにか、ゆっくりしたスピードで通過。そして電車の通過後、何事もなかったかのように一瞬でテントが張られ、また市場が復活。電車が来る前、一瞬で変貌した市場だったのに、何ともなかったように元の市場に戻ったその一部始終が凄く面白かった。是非タイの活気溢れるこの市場風景を見てもらいたいな～。
このメークロン駅にはバンコク市内から電車でも行けるようですが、結構面倒なようですので、各旅行社の日帰りツアーで行くのがいいかも知れません。その５でご紹介した「水上マーケット」と組み合わせた１日ツアーがいいかも知れませんね。 是非お楽しみください！
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