タビジョのゆかいな放浪記

日本や世界の街々を巡った放浪記を綴ります♪

【秋保温泉】秋保・里センターの「時代雛展」で、ひな人形の歴史に触れ合う♪

秋保温泉】秋保・里センターの「時代雛展」で、ひな人形の歴史に触れ合う♪

 先週末、秋保温泉に行ってきました。宿泊は今回も「緑水亭」さんで、緑水亭さんに宿泊している人は「秋保・里センター」まで送迎してもらうことが出来ます。チェックイン後、早速行ってきました。

 「秋保・里センター」観光案内所だったり、足湯が出来たり、Cafeがあったり、前回はここでレンタサイクルも借りました。秋保に訪れた際は、まずはここに訪れて情報を仕入れ観光をスタートする、そんな便利なところです。

 この日は何やらイベントされているようで、賑やかな雰囲気が外からも伝わってきました。そのイベントとは「時代雛展」で、江戸から昭和に作られた古い雛人形を展示されていました。

 まずは江戸末期のものをご紹介します。保存状態がいいのにびっくりしました。

 小さい頃祖父母に買ってもらった我が家のひな人形と比べ、顔つきが昔の人っぽいですね。目が細いのが印象的です。昔の日本人は目が細かったのか、もしくはひな人形たるものは目を細くするというが決められていたのでしょうか。また着物が今と比べると随分庶民的です。江戸時代では現代のように派手さがないのが普通だったのかな。そして花かざりは桜と橘。現在もずっとこれらの花で受け継がれているんですね。。

 次に明治時代のものをご紹介します。江戸時代のものに比べ、顔つきがやや穏やかに見えます。また着物が艶やかなものになりました(*^-^*) 明治時代にはもう「ぼんぼり」が飾られていたんですね。

 こちら明治期のひな人形です。

 随分華やかな感じを受けます。明治期という決して裕福な時代ではなかったと思いますが、その頃にもこのようなひな人形があり飾られていたと思うと、感慨深いものがあります。昔も今も「女の子の健やかな成長を願う気持ち」は変わらないものなのですね。

 こちらは昭和初期~近年のひな人形です。

 ものすごく我が家のひな人形に似ています(*^-^*) 着物が一段とご立派で、特別感が感じられますね。こちらは京都製ということですが、中には江戸で作られたものも展示されていました。同じ時期に作られたものでも東西で何か違いがあるのかもしれません。。

 そしてこちら、何だか存在感あるなぁ~と見ていたら、あれ??立ってはるやん!!!(@_@)

 そういえば我が家のもそうだし、あちこちで目にするひな人形って全部座ってはった。。。うわっ、これは珍しい。。。アップでご覧ください。

 こちらは京都の老舗「九平」という人形店に残っていた明治初期作とされるひな人形で、古い頭を利用し制作されたものだそうです。立たれている御姿は凛々しいですね。

 小さい頃欲しくてたまらなかったひな人形も、手に入れて年月が経った現在、有難味もあまり感じにくくなってしまっていました(>_<) 今回改めて、日本の古き良き伝統だと再認識させられました(*^-^*) 後世に残していくべきものですね。

 さて、こちらでは通常のひな人形と一緒に、古布で作られた手作りの「つりびな」も展示されていました。

 ここは秋保温泉仙台市。夏に見た七夕まつりの飾りを彷彿しました。関西では見たことないです。私だけかな? これは仙台市の皆さん、地域の子供たち、高齢者施設からの応募作品のようで、沢山飾られていました。

 ひとつひとつ丁寧に作られていて、この飾りは人参や唐辛子、蕪などの野菜だったり、亀や金魚やうさぎなどの生き物(動物)だったり、可愛らしいお人形だったり(*^-^*)

 なんか意味があるのかなと調べてみました。そもそも「つりびな(吊るし雛)」の始まりは江戸時代と言われているようです。特別裕福ではない一般のご家庭では、先ほどのような雛人形は高くて手に入らず、それでも生まれてきた子供の幸せを願う気持ちは同じで、家族や親戚、近所の方とみんなで小さな人形をつくり、それを持ち寄って作られたようです。そしてやはり飾りにはひとつずつ意味があるようです。基本的には「衣食住に困らないように」という願いが込められてるそうですよ。何だか周りのみんなに大切に守られて育てられている、そんな心温まる風景が目に浮かびます(*^-^*)

 ということで、この日は既に桃の節句は終わっていましたが、来年からはちょっと違った感覚でひな人形を飾り、桃の節句を迎えることが出来そうです(*^^)v

注意)それぞれの時代のひな人形の感想は私見です。私、雛人形には詳しくありません(^-^; 悪しからず。。。

 

下記2つのブログランキングに参加しています。クリックをお願い致しますm(__)m

 にほんブログ村 旅行ブログへ
国内ランキング        にほんブログ村